2006年12月24日
今までありがとう、これからもずっと見守っていてください。

先日私たち家族にとってとても大切な人が亡くなりました。
インドネシアで3年間お世話になった運転手さんです。
写真でちょうど夫の上に写っているのがその運転手さんです。名前はシャムスディンさん。
私は心にぽっかり穴が開いたようで、3年の間にあったいろんなことを思い出し、混乱し、泣いたり、泣けなかったりしていました。
この時の日記で私はシャムスディンさんのことを綴っています。
今は本当に思い出となってしまいました。
突然の知らせから2週間ほどたち、少し落ち着いてきましたが、何をしていてもふっとシャムスディンさんとのやりとりや姿を思い出し、胸がぐっと苦しくなるような感覚になります。
あまりに悲しくつらいので、インドネシア時代の友達にこのことを伝えたら、みんなが励ましのメールをくれました。
みんな心を込めたメッセージをくれて、私はどんなに救われたかわかりません。一部をここに載せさせてもらいたいと思います。
『突然の悲報です。昨日の夜は寝る前にお祈りしながら泣きました。あわただしい日々のなかでは、なかなか現実的に思えないのですが、ふと夜の静けさのなかでは、あの楽しかった思い出がよみがえって、シャムスディンさんの明るく気のいいしぐさが思い浮かばれます。本当によく一緒にいろんなところに行って、・・・・・ 遊んでもらったなと、つくづく思います。○○さんと○○君(私と長男)の心の痛みを感じています。いっぱい、いっぱい、シャムスディンさんを思いあいましょうね。』
『○○さん(私)の心中悲しみの深さは推し量れません。
・・・・・ 年明けて会えるときゆっくり語りましょ!シャムスディンさん喜んでくれるかな?』
『自分の子どもが懐いて、またかわいがってくれた人が亡くなるって本当に辛いね。
屈託のないあの笑顔に会えない、、、同感です。』
『・・・・・ シャムスディンさんの笑顔はあのときのままわたしの心に刻み込まれています。シャムスディンさんは○○君や○○さん(長男と私)、ご主人のことを大切に思い、○○さんはシャムスディンさんのことを信頼している、それがたまにしか会わないわたしにもよくわかりました。小さい○○くんを遊ばせたり、○○さんと冗談のやり取りをする姿を見ながら、わたしはすばらしいドライバーさんと出会えた○○さんのことがとてもうらやましかったです。
国やことばは違っても、分かり合おうとする一生懸命さは相手に伝わる、ということをわたしに教えてくれたのは、インドネシアで出会った人たちです。○○さんとシャムスディンさんもその中の1人です。シャムスディンさんの冥福をお祈りします。』
みんなのメッセージを読んでまた涙が出ました。
悲しくつらい気持ちには変わりありませんが、思い出したことがあります。
それは、彼がいつも私たち家族の幸せを願っていてくれたこと。
そのことをいつも忘れずに、家族を大切にして日々を過ごしていこうと思います。
シャムスディンさん、今まで本当にありがとう。でもこれからもずっと私たちを見守っていてくださいね。
Posted by sayang at 01:50│Comments(4)
│家族のこと
この記事へのコメント
そうだったのですね。
身近な方の死は、乗り越えるのがとても大変かと思います。
が、、、しかし、目をつむれば、想い出せば、
その方はあなたの側へ、あなたの前に居ます。
今までもそうであったように、これからもずっと、その方はあなた達家族を見守ってくれる事でしょう。
だから、想い出してあげてください。
その方を想い、家族で語り合ってください。
国境なんて関係はありません。
信頼関係は今でも崩れてはいないです。
ご冥福を心よりお祈りしています。
身近な方の死は、乗り越えるのがとても大変かと思います。
が、、、しかし、目をつむれば、想い出せば、
その方はあなたの側へ、あなたの前に居ます。
今までもそうであったように、これからもずっと、その方はあなた達家族を見守ってくれる事でしょう。
だから、想い出してあげてください。
その方を想い、家族で語り合ってください。
国境なんて関係はありません。
信頼関係は今でも崩れてはいないです。
ご冥福を心よりお祈りしています。
Posted by たえママ at 2006年12月24日 08:40
そうだったんですか。
先日、「幼稚園のクリスマス会なのよ~」とすれ違ったときに、心なしか元気がなさそうな感じを受けたのですが、きっと、そのせいだったのですね。
心にぽっかり穴が開いたような感じ・・・本当にそうでしょうね。
私も父が亡くなったときに、さまざまな後悔とともに寂しさが押し寄せてきました。でも、その次の段階では、むしろ今までより自由に父に語りかけられるんだ、傍に居てくれるんだという気持ちになりました。
インドネシアを離れてから、自由に合えなかったジャムスティンさん。今はいつもsayangさんと一緒に居てくれますよ。
ご冥福をお祈りします。
そして、sayangさんの心の平安が一日も早く訪れますように。
先日、「幼稚園のクリスマス会なのよ~」とすれ違ったときに、心なしか元気がなさそうな感じを受けたのですが、きっと、そのせいだったのですね。
心にぽっかり穴が開いたような感じ・・・本当にそうでしょうね。
私も父が亡くなったときに、さまざまな後悔とともに寂しさが押し寄せてきました。でも、その次の段階では、むしろ今までより自由に父に語りかけられるんだ、傍に居てくれるんだという気持ちになりました。
インドネシアを離れてから、自由に合えなかったジャムスティンさん。今はいつもsayangさんと一緒に居てくれますよ。
ご冥福をお祈りします。
そして、sayangさんの心の平安が一日も早く訪れますように。
Posted by きょん2 at 2006年12月24日 14:19
たえママさんへ
暖かいメッセージをありがとう。また泣きそうです。。
思い出して、語り合う・・・今はまだつらくてできそうにありませんが、少しずつそうしていこうと思います。
傍にいてくれる、きっとそうですね、今までもそうだったように、きっと私たちのことを見ていてくれると信じています。
暖かいメッセージをありがとう。また泣きそうです。。
思い出して、語り合う・・・今はまだつらくてできそうにありませんが、少しずつそうしていこうと思います。
傍にいてくれる、きっとそうですね、今までもそうだったように、きっと私たちのことを見ていてくれると信じています。
Posted by sayang at 2006年12月24日 23:00
きょん2さんへ
ありがとうございます。皆さんの言葉が本当になぐさめになります。
自由に会えなかった・・・そうなんです、今年の夏、旅の行き先を変えたことを今は後悔しています。
でも私もきょん2さんのように、彼に語りかけてみようと思います。
あの笑顔を思い出しながら・・・
ありがとうございます。皆さんの言葉が本当になぐさめになります。
自由に会えなかった・・・そうなんです、今年の夏、旅の行き先を変えたことを今は後悔しています。
でも私もきょん2さんのように、彼に語りかけてみようと思います。
あの笑顔を思い出しながら・・・
Posted by sayang at 2006年12月24日 23:05